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海原の乗客

ペンネーム:タクシードライバーさん


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A大橋開通当時のころ、B県は観光客で脚光を浴びてた昭和63年夏でした。最新列車が出た後のB駅前で一組の男女の乗客を乗せました。年齢は熟年層の品の良い風の夫婦はCのD県迄行ってくださいと告げ、私はA大橋を経由しEを目指し出発。FIC(インターチェンジ)から順調にA高速に入り、二人共疲れた様子で寝息をたて寝入ってた様子で予定休息のG迄起こさない様静かに運転してました。

ここ迄ノンストップ。速度は80キロ。時刻は深夜23時。深夜のA高速はほとんど交通量はなく快調な走りだった、ミラーには気持ち良さそうに寝入っていた乗客の姿を見た私はそこで2人のうち男性が見えなくなってた事に気づき路側帯に車を止め女性に問いかけた。ご主人さんは何処に?と、この下に居ますよ、と、するとその客は煙の様に白い塊になり窓から橋の欄干をふわりと乗り越えそのまま海の中に堕ちる様に吸い込まれて行きました。この乗客は一体何ものだったのか?今だに謎なんです。

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