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無数の武将

ペンネーム:やっちさん


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これは私が初めて霊感を身につけた(オーバーですが)親戚の家の話です。小さい時からよく泊まりに行ってましたが行く度に酷い重圧や凄い緊張感におそわれました。

庭の片側は急な崖になってて危険性はありませんが上にいる者が問題なのです。何と百人位はいる戦国時代の武将が全員庭を見てて、幼少の自分にはビックリしたのを今でもはっきり覚えてます。

その事を親や親戚のおじさん、おばさんに伝えると、
「ウソ!見えるの?」
「んっ崖の上にいっぱいいるよ」
と言うと、
「この家は何百年も昔は何とか一族で、戦国の合戦があった場所だそうで、先祖か敵軍かがまだ残ってるのかな!?」
と言ってました。

ホントに凄い数の武将が崖の上にいて、そのせいで重圧を感じるんだなと思いました。でも誰にも見えないのに〇〇ちゃんにそんな物見えるの凄いねと言われました。だからこの家に来る度に嫌な感じがするんだなと子供心に思いました。

そのおじさん、おばさんも亡くなり、世代が変わった息子が結婚し、家、屋敷を新しくするため家の隅に奉ってある初代先祖から伝わる何やらの場所が、放ったらかし状態できちんと管理されてなかったそうです。新しくする前にお寺さんにきてもらい念仏やら供養をした後、立派な保管小屋を敷地内の別の場所に作ったそうです。

4年前、用事があり家を久し振りに訪れたら不思議と子供の時の嫌な感じは消え、崖には左右に一人ずつ腰掛けに座り庭を見る武将がいました。私の感じる所ではどうやら家を守る先祖のようです。多分きちんと先祖からの物を管理しなかったため、長年昔の姿で崖に居続け知らせたかったのでは…とにかく親戚に災難が起きず良かった。

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