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水死した先輩(前編)

ペンネーム:タッチさん


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これは私が中1の夏休みの最終日、翌日新学期で登校すると全校集会で校長が昨日3年生の〇〇君が…海で沖に流され、まだ見つかってませんと泣きながら話し始めました。私はその先輩と仲が良く遊んでいたため聞いた瞬間、茫然となり倒れ込んでしまいました。

それから2日後、捜索の網にかかり遺体となって引き上げられました。それから3年後、高1になった私が学校帰り自転車で信号待ちの時正面からノーヘルのスクーターが自分に手を振りながら曲がってきました。
「ウソ!!今の〇〇先輩だよ」
少し行った所でバイクは止まり、私は急いで駆け寄り話しかけました。
「何で…先輩死んだはずですよね?」
すると、
「若くして思わぬ事故で亡くなったから、会いたい人には会ってきなさいと天界から言われ霊が見える、お前に会いに来たんだよ」
と言い、
「まあとにかく良かった又いつか会いに来るからじゃ~な」
と言い、走り去りました。嬉しいような不思議なような暫く余韻に浸ってました。 もう一つのお話し( 後 )に続く。(※「水死した先輩(後編)」に繋がります)

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