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虫の知らせ?(後編)

ペンネーム:九州男児さん


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※この体験談は「第72話 虫の知らせ?(前編)」の後編です。もし、前編をご覧になっていない方はまず、前編をご覧になってからこちらの後編をご覧下さい。
「第72話 虫の知らせ?(前編)」前編はこちらです。

夜、家族は僕がいることに驚いたが理由を話すと理解したようで、特に仕事の様子とか聞いてこなかった。
家族は、僕を留守にして泥棒に入るのではないか。と心配していた。
そうじゃなければ虫の知らせで、親父が明日にでも倒れて死ぬんじゃないかと笑った。

翌日早朝、同僚から電話があり、昨晩8時頃会社が全焼したと知らされた。
死傷者も出たとの事。
火元と思われるところから、僕の部署は袋小路状になっており、
時間を見ても、いたら多分死んでいたんじゃないかと言われた。

日が経つにつれて、あの日の男性の顔は薄れて、もうはっきりとは思い出せない。
だが、たまに隣の息子さんを見かけるが、やはりあの時にうちに来た人ではない。
あの年配の方は誰だったのだろう?
そして、それを疑わずに九州まで戻ってきたことがいまだに不思議です。

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