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※この体験談は「第37話　湖の少女」の後編です。もし、前編をご覧になっていない方はまず、前編をご覧になってからこちらの後編をご覧下さい。
「第37話　湖の少女」前編はこちらです。

つい昨日の事。
あまりに天気が良かったのと会社休みという事もあり私が以前目撃した湖の少女の事を思い出しがてら、ついでに10年以上振りにブラックバス目当てに釣りの準備をして湖に向かいました。

が、しかし湖の水面全体が大きい葉っぱでうめつくされてて釣りができる状態ではありませんでした。
仕方なく釣りは諦め敷地内にある公園に行くと電気工事会社の車があり数人が工事をしてました。

その少し離れた横にキリンとゾウの乗り物と言うか置物ですかね…
それは以前行った時と変わらずあり、その脇には新しく作ったのか3人が乗れるブランコがありましたがオカシイ！！

風もないし誰もいないのに一番左のブランコが強弱をつける様に前後に動いてる。
私は首をかしげ不思議そうに見てると工事の人が一人わたしに声をかけてきました。

これ変だよね…？
40分位前に作業に来たんだけど、その時からこうやって動いてるんだよ！
霊か何かでもいるんじゃないかなホントに不思議だよ！と言ってました。

それを聞いて私はふと以前に見た体操着に赤いスカートを履いた少女の事を思い出しました。
あまりここにとどまってジッ！としてると変に見られるので釣り竿を持ち湖をわざと一周し釣りをするフリをして工事の人たちがいなくなるのを待ちました。

以外に長く1時間半ぐらいしてやっと工事の人が引き上げて行ったのを見計らってブランコの所に戻ってきました。
するとブランコの動きは止まってましたが私はどうしても気になり持前の透視をしてみても何も存在してませんでした。

すると今度は敷地内の小さなお宮みたいな所から、嘘みたいですが…こっちだよぉ～ と声がしたので行くと建物の脇に全身白い着物の少女の姿がありました。

一応恐る恐る私は、誰？ ここで何してるの？と聞くとやっぱり霊感がある人なんですね…
声が聞こえてアタシの姿が見えるんだから！
私は以前見た少女か確認するため体操着に赤いスカートで油の切れたチェーンの音のうるさい自転車を乗ってなかったか聞くとズバリ！！

あら？ もしかしてあの時のお兄ちゃん…？
と言ってきたのでそうだよ！と言うと何故またここに来たの？と言うから、
魚釣りに来たんだよ、でも葉っぱだらけで釣りは無理だから諦めたよ！
で私は以前聞き忘れた事を思い出し何故死んだのか聞きました。

でも答えづらそうなので私は分かった、言わなくていいよ！辛くなるから…
それよりあの時の自転車どうした？と聞くとこの湖の中に捨てちゃったよ！と言い、
お兄ちゃん、あのブランコで遊ぼうと言ったので、
うん遊ぼう！！と言いブランコで20分～30分ぐらい遊んで、
じゃそろそろ帰るからと言ったらウンまたいつでも来てね？と言ったので
ウン？ずっとここにいるのか？と聞いたら
そう、アタシもう帰る所ないもん天上界の偉い人が好きなだけ湖に居なさい、それで帰りたくなったら迎えに来るから…
そう言われたそうです。

今こうして話してる自分が本当に不思議でなりませんでした。
つくづく霊感があるのもイヤだなぁ…と時と場合によってはいいけど今話してるのは霊相手だもんなあと思ってしまいました。

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